- 「クラスト」
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2022
Italian-made leather (outside), Wood (inside)
- 「宇宙船地球号の住人」と自称したイサム・ノグチの生涯最後のパブリックアート作品、モエレ沼公園。元産業廃棄物処理場だった場所に点在する“大地の彫刻”と謳われるノグチ作品に触発され、生まれた「クラスト」は、子供が積み木で作ったように愛らしいが、その着想は地震大国日本では馴染みのある「断層運動を示す図」から得たもの。制作中に起きた地震により改めて体感した大地の底で脈打つ地殻の動き、プレートのズレを、手作業で削った木型を革でコーティングして表現した。足を置けるミニチュア遊具として新たに加えたくなる、目に楽しい色は公園内の遊具から。ノグチの集大成であるモエレ沼公園に捧げた作品。